雲林院は、臨済宗大徳寺派大本山大徳寺の塔頭。かつて天台宗の大寺院として知られた平安時代の史跡でもあります。もとは淳和天皇の離宮・紫野院として造成されたもので、その後仁明天皇の離宮となり、やがて皇子常康親王に譲られました。
『源氏物語』第10帖の「賢木」に、雲林院が登場します。光源氏は雲林院に参籠し、天台六十巻を読みすすめる。亡き母・桐壺の更衣の兄も籠って修行することが書かれています。
大徳寺塔頭の真珠庵に「紫式部産湯の井戸」があり、紫式部はこの周辺で生まれ育ったとされ、名前も雲林院の建つ紫野に由来するといわれています。
<雲林院(大徳寺塔頭)の基本情報>
拝観時間:自由拝観
拝観料 :無料
紹介サイト :なし
住所 :京都市北区紫野雲林院町23
<雲林院(大徳寺塔頭)へのアクセス>
(1)京都市バス「大徳寺前」より 徒歩3分
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